占い師の仕事
実は大変な占い師の仕事
わたしが一番最初に抱いていた電話占いのイメージは「電話で話すだけなんてすごく簡単そう」というものでした。
それまで対面鑑定で活動していたのですが、対面でお客様に直接いろいろ言われながらやるのに比べ、電話だけで済むというのはとても簡単に見えたのです。
ところが、諸事情でその対面鑑定を辞めなければいけなくなり、次に所属する場所として先方から紹介してもらったのが電話占いでした。簡単だと思って軽い気持ちで始めた電話占いだったのですが、実際にやってみるととても大変でした。きっと対面よりも大変です。
私はタロットとルーンを主に使用しているのですが、対面の頃はスプレッドの結果をお客様に見せながら「ここがこうなってるからこうで、このカードもあるからどういう結果で~」とカードを指さしながら代名詞ばかりで説明していました。対面ならお客様も結果が見えているのでそれでよかったかもしれません。しかし、電話占いだとお客様にはその結果が見えないので、これ、とかここが、とか言っても全然伝わりません。実際に最初の頃「ここでこのカードが…」と言ったら「どこですか?こちらからはわからないので具体的にお願いします」とお叱りの言葉をもらったりもしました。
今ではきちんと説明できて、お客様からも好評を得ています。しかし、今でも説明に苦労することはあり、電話占いは電話占いでとても大変だと感じています。
対面より難しいと思っています
電話占いって、一見すると電話越しで話せばいいから楽そうにも見えますよね。実際、利用者側からすればわざわざ占い師のところに行く必要もないし、自宅とかでゆっくり利用できるから便利かもしれません。しかし、占い師側からしてみると、対面鑑定よりも技術が求められ、難易度の高い仕事だと思います。もちろん、個人差はあるかもしれません。でも少なくとも、私は対面よりよっぽど難しいと思っています。
まず、言葉だけで相手に情報を伝える必要があります。対面なら身振り手振り、鑑定結果の図解など視覚から訴えられることも多くありますが、電話ではいくら表現したところで視覚の情報はありません。得られるのは聴覚からの情報のみなので、きちんと正しく伝えられる話術が求められます。また、聴覚のみの情報になるのはこちらも同じ。相手が話した事柄からきちんと事情を読み取らなければなりません。
反対に、会話が得意な人にはすごく向いている方法かなと思っています。
より多くのお客様の力になりたくて
少し前に電話占いの募集を見て応募しました。電話占いは初めてでしたが、電話占いには良い点がたくさんあります。
例えば、いろいろなお客様の力になれること。対面ではどうしても近隣地域の方ばかりとなってしまいますが、電話占いなら例えば北海道に住んでても沖縄の人を占えます。そこまで極端じゃなくても、辺鄙な地域で暮らしながら都会の人々の力になれます。
今まで対面で活動していましたが、遠方のお客様がいらっしゃるたび、「電話占いやメール占いはやらないんですか?」「対面だとなかなか会えないから電話とかでも活動してほしい」と言われていました。そんな声もあって電話占いを始めたのですが、確かに今まで縁がなかった人たちも利用してくださって、より多くの方の力になることができるようになりました。
もし、もっと多くの人を鑑定したいと思っているなら、電話占いはオススメですよ。